バク転 やり方

バク転を習うメリット

正しいフォームで安全に練習できる

 専門の指導者がサポートしながら、段階的に習得できます。

恐怖心を克服し、自信がつく

 マット・補助具を使い、怖さを減らして少しずつ成功体験を積みます。

体幹・瞬発力・柔軟性がアップ

 バク転の練習は、筋力や体幹の強化にも効果的です。

大会やイベントで披露できる

 学校の体育発表やダンス・チアにも応用可能。

独学は危険!体操教室で習うべき理由

YouTubeなどを見て独学で挑戦する人もいますが、着地の失敗や腰・首のケガのリスクが非常に高いです。

体操教室では、補助マットや安全器具、経験豊富なコーチの補助があるため、安心して練習ができます。

遊スタディ体操教室のバク転レッスン

段階的ステップアップ指導

 ブリッジ、後ろ回り、手の付き方など基礎から練習して安全にマスター。

トランポリン・補助器具を使用

 恐怖心を軽減しながら成功体験を積めます。

少人数制だから丁寧に指導

 1人ひとりの癖や体格に合わせてフォームを修正します。

① バク転に必要な基礎力

まず、いきなりバク転を練習するのは危険です。次の3つの力を身につけましょう。

1. 後方感覚:後ろに倒れる感覚に慣れること。

 → 後ろに倒れてブリッジをする、トランポリンで後方ジャンプを練習するなどがおすすめです。

2. ジャンプ力:真上にしっかり跳べる力。

 → スクワットジャンプや縄跳びで鍛えます。膝の曲げ伸ばしを素早く行うのがコツ。

3. 手の支持力:地面を強く押せる腕の力。

 → 壁倒立や腕立て伏せで、肩と腕の筋力を強化しておくと安心です。

② 正しいバク転の動作の流れ

バク転は大きく分けて5つの動作で構成されます。

1. 構え(スタート姿勢)

 足を肩幅に開き、手を前に。軽く膝を曲げて、背筋を伸ばします。目線はまっすぐ前へ。

2. 振り上げ(助走動作)

 両腕を下から大きく振り上げながら、膝を曲げて体をためます。

 このとき、背中を丸めず「胸を開く」ことが大事です。

3. ジャンプ(真上に跳ぶ)

 手を振り上げる勢いで“真上”に跳びます。

 後ろに跳ぼうとすると失敗しやすく、腰から落ちる危険があるため、意識はあくまで上方向です。

4. 手をつく(着手)

 空中で体が反っていき、頭の後ろを通るように手を床へ。

 手の位置は耳の横、肩幅程度に広げて。腕はまっすぐにして強く床を押し返します。

5. 着地

 手で床を押す反動で体が回り、足が床に着きます。

 着地のときは膝を軽く曲げて、衝撃を吸収しましょう。

③ よくある失敗と改善ポイント

・後ろに跳びすぎる → 「真上ジャンプ」を意識。上に跳んで結果的に後ろへ回るのが理想。

・手が遅れる → 腕を早く上げて、耳の横を通すように。

・腰が折れる(反りすぎ) → 背筋を使って“弓なり”に、でも“反り腰”にならない程度に。

・手の押しが弱い → 手で地面を押す力が回転を生む。腕立て・倒立練習を取り入れる。

④ 安全に練習する方法

1. 必ずマットや柔らかい床で練習

 トランポリンや体操マットを使用しましょう。

2. 補助者をつける

 最初は経験者や指導者に後ろからサポートしてもらうのが安全です。

3. 段階を踏んで練習

 ・ブリッジ → 後方ブリッジ → バク宙マットで補助つき練習

 ・慣れてきたら助走なしで小さく回る → 高く跳んで大きく回る、の順で。

⑤ まとめ

バク転は「後ろに回る」技ではなく、「真上に跳んで回る」技です。

正しい順序で練習すれば、誰でも安全にできるようになります。

焦らず、基礎を大事にしながらステップアップしていきましょう。